1999年1月
「異常気象と農産物の高騰について考える」
野菜類の高値は、昨秋からずっと続いており、変動相場のはずが固定相場のなりつつあります。
おかげで、輸入量は激増しているものの、代用品としては品質・価格の両面で、未だ地位を得ていません。 そりゃそうでしょう。異常気象はなにも日本に限ったことではなく、世界中で起きています。 地球の温暖化。太平洋のエルニーニョ。アメリカでのハリケーン頻発。中国やバングラディシュの大洪水。ヨーロッパの異常低温。去年の例だけでも、挙げたらきりがありません。 これだけ科学が発達した世の中でも、私たちは天気を作ることは出来ません。ですから、いまだに農産物は「神の恵み」です。 コメ作りにおいても、冷夏、長雨(昨年は、とうとう梅雨明け宣言なしでした)、集中豪雨、水害、水不足、日照り、こわいものばかりです。 それでもプロである以上、そして看板を掲げている以上は、高品質のものを、安定的に、安く提供するのが、私の使命であり、夢でもあります。