１９９９年１２月

「医食同源」

農文協という出版社からでている月刊誌「現代農業」という本があります。かなりの部数が発行されているようですので、みなさんも本屋でてにとったことがあるかもしれません。私は定期購読しています。
　もともとは農業技術についての本ですが、健康・農村での暮らしについても、多くのページが割かれています。そこで見つけた話。
　韓国にはこんなことわざがあるそうです。
　「厨房は家庭の病院であり、主婦は家族の医師である」
　人を良くすると書いて「食」。食べることはとっても大事なことです。健康とは、食べることといっても決して言い過ぎではありませんね。健康なときには適度におなかがすいて、旬の食材をおいしく食べることが出来るものです。
　私の守備範囲は、医でも食でもなく、農という分野ですが、医にも食にも通じる同じ流れのなかにあります。お医者さんや家庭の主婦と同様に、健康の管理者です。農産物の安全性が問われる昨今では、なおさらです。
健康な土で、健康な農夫が、健康な作物をつくる。そこが私の守備範囲です。
　冬に入り、田んぼの土も休息期間に入りました。充分に休養をとって来年も大いに活躍してくれることでしょう。
　田んぼの土は、まぎれもなく一つの源流です。