なっちゃんの日記 『読書日記-模倣犯(宮部みゆき)-』 模倣犯の上巻が終わり下巻に移った。 どうも、引っ張りすぎのような気がしてならない。 人気小説家の小説というのは、さすがに人気があるだけあって 読んでいておもしろいことはおもしろいのだけれど、 どうも、時間の設定やストーリーの展開の仕方が気に食わない。 最後まで読んでない状態で文句をたらたらいうのも良くないかもしれないが 場面転化が多すぎてストーリーそのものに集中できない感がある。 多分そういう技法?書法?なのだろう。 関西出身者としては、同じ推理小説ならば高村薫の方が 断然おもしろいと思ってしまうのだ。 なんたって、地理がよく分かる。 川越とか、赤井山とか言われても、どこだいそりゃ、と言う感じで土地のイメージが湧かない。 幸い夫が関東出身なので、「川越ってどんなとこ。」と聞いて確認は出来るけど。 ぶつぶつ文句を言いながらも、読むのをやめることは出来ないのだ。 つまり、結構おもしろいのだ。 いま、山荘に高井和明がやってきて、ピースに頭を殴られたところだ。 ふーむ、最後にどんでん返しでもあるのか、このままじわじわ行くのか、 今日の読書の時間が楽しみなのだ。 毎日お風呂の中で、30分くらいづつ本を読みます。 2002.03.27 『ジャニス』 ジャニスと言う映画を見ました。 今月は映画の月です。 この後「バスキア」を観ます。 「ハンニバル」も観ます。 スカパーで、「ゴッホ」はやらないのかな。 02.2.06 『あの子と自転車に乗って』 あの子と自転車に乗ってと言う映画を見ました。 カザフスタンの初の長編映画 田舎の捨て子の男の子の思春期の苦い思いと 初恋の甘さが絡み合った映画です。 はじめと終わりと途中の何箇所か以外はセピア色の フィルムです。 不思議な空間。田舎のどこにでもある毎日をほんのちょっとだけ 切り取ったような、静かな映画です。 卵の番人や、ミツバチのささやきみたいに、細密画の絵本のような 品があります。 いい映画は、心に残ります。フィルムの断片が頭の端に行ったり来たりします。 02.2.06 『雪について』 もうすぐ冬になります。 豪雪地帯の新潟県は板倉町に住んでいるので冬といえば雪が降ります。 雪が降るので冬は少し怖いです。 雪がどのくらい降るかと言うと、一階の窓からみる景色が 白一色になるほどです。 しかも、窓には『雪囲い』の板がはめ込まれているので とても家の中が暗くなります。 一口で言えば閉鎖的な環境になります。 雪の白さに圧迫されるような感じです。 ぎゅうぎゅうと外から圧力をかけられていくような、 吹く風に胸を刺されるような、そんな感じになります。 雪はとても美しいのです。 普通の町並みも絵になるくらいきれいな町に変身させます。 その景色を眺めるのは好きです。 冬という季節も好きです。 それでも降る雪に付随してやってくる様々な問題が、 美しい雪をうんざりする雪に変えるのです。 2001.12.03 『雨は冬の入り口なのです』 最近雨の日が多くなりました。雨がそのうち雪に変わり、 降っては消え消えては降りしていた雪が気がつけば積もり始める。 ちょっと積もった雪が踏んでも踏んでも消えなくなってくると 今度は上へ上へと積もって行きます。 そうすると、もう春まではずっと白い世界が続きます。 今降る雨は、冬への入り口なのです。 2001.12.03 『一年で100万円』 例えば10万円分売れる商品の企画を一年で10個考えれば 一年間で100万円の売り上げが可能です。 でもなかなかそんなに色々思いつかなくて 企画もので100万円売り上げるのは結構大変だ。 どーんと儲かることを1個考えればたくさんの規格を考える必要も無く しかも効率的で大変に良い。 しかし、大もうけをするにはそれなりの投資が必要になってくるので、 これがなかなか勇気がいるのです。 今年はずいぶん企画ものを進めてきたけれど、 去年こつこつと朝市に通った売上げといったいどちらが儲かっているのか 実はあまり把握していません。 どちらが儲かったかは、年末にでも財布の勘定をすれば分かるわけで 現在のところそれほど重要なことでもないのです。 朝市でお米を売っていると、いろいろな人との交流があって 思わぬところで思わぬお客さんがついたりして営業活動としては 結構有効な場なのではないかと考えます。 企画ものを考えたり、商品化するために色々頭をひねったりするのは 姿勢が前向きになるし、売れるとうれしくなるのでいいことだと思います。 一年ごとに営業活動に精を出す年、企画でがんばる年と繰り返していくと 脳みその老朽化防止対策にとても効果があるのではないだろうか? そしたら、二年に1回100万円。 この庶民的な数字が実に味があってよろしい。 2001.9.03 『おてつだい』 知り合いの坊ちゃんにお手伝いを頼んだ。 あまりにもひどい庭にうんざりしたので。 ふふふ。中学生の男の子と庭の雑草を抜いたのだ。 畑を見慣れている少年は雑草と畑の植物との違いに詳しくて、 間違えて「育てている草」は抜いたりはしない。 2日がかりで二人で抜いた。2日目はほとんど彼が一人でがんばった。 「身長何センチ?」 「えっ、170センチです。」 「へー、そんな高く見えへんなぁ。クラスで何番目なん。」 「三番目です。」 「えっ。自分よりせー高い人、そんなにようけいんの?」 「高い方から三番目です。」 「それ、後ろから三番目、言うんちゃうん?」 「高い方から並ぶんです。」 「そうなん?!低い人前見えへんやン。」 「縦に並ぶときは、低い人から、横に並ぶときは高い人から順番です。」 「横に並ぶの?」 「はい。」 返事の良い中学生は、8月にオーストラリアに行くそうだ。 ホームステイをするそうだ。中学生情報を色々聞き出してしまった。 中学2年生で海外にホームステイに行くとは、板倉の中学生なかなかやるね。 2001.8.11 『庭の手入れ』 庭の手入れはむづかしい。 なんたって、草取りをしないといけない。 こいつがまた大変なんだ。 なんたって雑草ちゃあよう、日に日に大きくなるんだわ。 はつか大根はちっとも育たないというのに、 雑草だけはいっちょ前に育っていきやがる。 全くたいしたもんだわよう。 イングリッシュガーデンが目標なのに。 スペイン人の庭みたいにしたいのに。 「秋山さんち?すぐ分かるわね。草がいっぱい生えてるうちだわ。」 「どっからが畑か草か分からんなぁ。」 庭の手入れがしたいのだ! それがまたむづかしいのだ。 2001.7.31
詩を書くのは春が多い。 |